日ごと
2023. 10. 1
今日はモロッコとイギリスに暮らす友人たちからメッセージが届いた。
1万キロ以上も離れているのに、メッセージは瞬時に届くことがまだ信じられない。
「会いたいねー」と言い合い、地図を眺めては、心はすでに空の上。
別の友人から贈り物が届いた。履き心地がとても良いリネンのスリッパ。
ちょうどスリッパを探していたところだったから箱を開けてびっくり。
こんなことってあるんだな。
2023. 9. 26
体のメンテナンスの日。いつもお世話になっている整体の先生に会いに行く。
先生の手はとても温かくて、触れられていると安心感を覚える。
ちょっとした悩み相談などもして、気持ちよく帰ってきた。
家に帰るとすぐ、帰りの道中で買った大きな荒尾梨にかぶりつく。
仕事の打ち合わせ。頼まれているお菓子の方向性がだいたい決まった。
夕方にはまた栗拾い。もうそろそろすべて落ちてしまいそう。
昨日は蚊取り線香をつけ忘れ、10カ所以上も刺されてしまった。痒くてたまらない。
Mさんに栗の渋皮煮と栗のスコーンをお裾分け。
おばさんは留守だったので、おじさんと少しだけ話して帰ってきた。
2023. 9. 24
外出中に、ご近所のMさんから電話がかかってきた。
何事かと思ったら「栗の木の下の草を刈っておいたから、栗拾いがしやすくなったよ。猪が出る前、夕方までには栗を拾うといいよ」とのことだった。
見に行ってみると、とてもすっきりしていて気持ちがいい。
嬉しくて涙が出てきた。最近はすっかり涙腺がゆるくて困っている。
ありがとう、Mさん。
昨日、今日と続けて、会いたい人たちに会えた日。
2023. 9. 15
庭で栗を拾う。
敷地のすぐ隣は栗農家さんの畑。ちょうど栗拾いをされていたので、栗の扱い方などの話を伺う。
イガがまだぱっくりと割れていないものは、そのまま放置しておくと猪に食べられてしまうから、拾って玄関先に転がしておけばいいよと教えてもらった。
栗は乾燥が大敵。拾ったものはすぐにサッと洗って水気を切り、しばらく冷蔵庫で寝かせると甘みが増す。
我が家の栗は小ぶりだから剥くのが大変そうだけど、栗きんとんに渋皮煮、栗ご飯にと、しばらく栗仕事で忙しくなりそうです。
今年もたわわに実をつけてくれてありがとう。
2023. 4. 1
天気の良い日が続いているので嬉しい。
朝から布団を干して、家中に掃除機をかけ、玄関のたたきを水拭きする。
古い家は部屋数が多くて、掃除となると大変。
窓も多い(14ヶ所!)ので、普段から磨いておかないと大掃除だけでは間に合わない。
お昼は近くの産直でかしわ飯を買って、お気に入りの場所で試験勉強。
そこは博物館にある広い芝生公園で、イギリスの頃よく通った公園に似ている。
外で勉強すると、記憶に残りやすいみたい。
疲れたら散歩しながら、良い気分転換になる。
たくさんの家族連れが来ていて、小さい子どもたちが元気でかわいい。
2023. 3. 21
春分の日。
hideyuki hashimotoさんのライブへ。雨の夜の喫茶店とピアノ。
彼の奏でる音楽が体にしみわたり、浄化されるような感覚でした。
即興もただただ素晴らしい。
馴染みの顔もいくつかあり、新しい出会いにも感謝した夜。
2023. 3. 1
朝から草刈り。
昼間は暑いくらいの日差しで、草の成長が早くなってきた。
草刈機に巻き込まれた小石がビュンビュン飛んできて、すねに当たったところで今日はやめにする。
畑帰りのMさんが通りかかり、掘り立ての里芋をいただいた。
Mさんの里芋はねっとりしていて、とてもおいしい。
さっそく、里芋を塩麹で煮ておく。
確定申告をやっと終わらせたので、ご褒美に夕方早い時間からビールを1本。
里芋や黒木耳炒め、落花生をつまみながら、縁側で本の続きを読む。
おなかいっぱいになったので、晩ごはんはなし。
2023. 2. 27
1週間ぶりに山の家へ帰ってくる。
たった1週間なのに、玄関を開けるとよそよそしい匂いがする。
昼間は気温が高くなったので、玄関前の植物がすっかり元気を失っていた。
急いで水をたっぷりと与え、靴箱の上の苔玉にも水を含ませる。
ポストに注文しておいた本が届いていた。
『物語のなかとそと(江國香織)』は、書くことと読むことについてのエッセイ。
さっそく読み始めたけれど、おもしろくて本を放せない。
でも、急いで読むのはもったいないから、なんとか手を止めて仕事を始める。
すっかり日が長くなった。
早めの夕ご飯は、すり身の焼いたの、にんじんと晩柑のサラダ、ひじき煮、キャベツと椎茸の味噌汁、ごはん、梅干し。
2023. 2. 20
山から海へ、移動日。
片道約4時間のドライブはいい気分転換になります。
「遠くて大変だね」とよく言われるけれど、私にとっては大切な時間。
好きな音楽を聴きながら(歌いながら)、あれやこれや、頭の中に考えが浮かびます。
道中、行きつけの蕎麦屋で温かいキツネ蕎麦。
安定の美味しさで、汁まで飲み干してしまう。
海が見えてくると、風の匂いも一変。
窓を全開にして、久しぶりに潮風を浴びてドライブしました。
2023. 2. 15
お菓子の納品の帰り、お気に入りの喫茶店へ。
昔ながらの落ち着くお店で、適度な距離感の接客が気持ちいい。
もう少し通って常連になったらカウンターで過ごしてみたい。
書店に寄り坂口恭平『土になる』と、古書店で山尾三省『銀河系の断片』を購入。
2023. 2. 10
新年が明けたと思ったら、もう2月。
遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年はいろいろ変化があり、お菓子も自分なりのペースで、最善の形でお届けできたらと思います。
来月は菓子箱のご用意ができそうですので、タイミングよろしければぜひ。
2022.12.27
引っ越し先の山の寒さは想像以上でした。
朝起きて車のフロントガラスが凍っているのを見たとき、冬を無事に越せるのかと正直心配になりました。
元々寒いのは苦手ですが、今年は冬を楽しんでいる自分もいるようです。
ストーブで暖まった部屋で本を読んだり、編み物をしたりするのは格別。
巡ってくる季節を楽しみたいと思います。
今年もお菓子や料理を通じてご縁のあった方々、どうもありがとうございました。
来年も良い1年になりますように。
2022.11.27
昨日は久しぶりに小さな料理の会を開催しました。
みなさんの笑い声のおかげで楽しい会となりました。
ぜひ繰り返し作っていただけたら嬉しいです。ありがとうございました。
・豆と白い野菜の豆乳味噌ホワイトシチュー
・大根と金柑のマリネ
・さつまいもとなめたけナッツのサラダ
・柿のフリット
2022.11.20
11月の菓子箱をお届けしました。
今月は山鹿産の大きな栗を渋皮煮や栗餡にしてマフィンに。
甘酸っぱいレモンカードをたっぷり入れた爽やかなレモンマフィンも焼きました。
毎回中身がわからないおまかせ菓子箱ですが、「何が届くか楽しみ」と言ってもらえてありがたいです。
温かい飲み物と一緒に、秋の味覚を楽しんでいただけますように。
2022.11.13
朝市では、珍しい野菜を見つけては生産者さんに食べ方を教えてもらうのが楽しみ。
今日はハヤトウリのナムルの作り方を教えていただく。
知り合いの農家さんにお会いし、今年の新米(玄米)を「味見に食べて」といただいた。
帰ったらそのまま台所へ直行し、試作も兼ねて買ってきた野菜でいろいろおかずを作る。
ご近所さんから「柿はいらんね?」との電話。
たくさんおすそわけしてもらったので、今年3度目の干し柿作り。
できあがった干し柿は、朝ごはんにおやつにと食べているから、すぐになくなりそう。
2022.11.11
朝起きて白湯を飲み、さっと温灸をかけてピアノの練習をするのが毎朝の日課。
もっぱら阿部海太郎さんの曲を練習中。楽譜を見ないで弾けるようになりたい。
最近留守が続いていたご近所さんから、京都土産の千枚漬けをいただく。
お昼は炊き立てごはんに梅干し、味噌汁、ほうれん草の胡麻和え、納豆。
残りのごはんは半分おむすびにしておく。小腹が空いたら食べられるように。
夕方お菓子を発送して、その足で近くの温泉へ。
温泉を出たら夕焼けがきれいで、風があまりにも心地よくて、思わず涙が出そうになる。
2022.11.5
キムさんのカフェ、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。
キムさんがコーヒーをゆっくり丁寧に淹れられる様子を隣でじっと眺めながら、生活の中にコーヒーがあるのはいいなと思いました。
2022.10.31
11/2. 3. 4. 5. 6の5日間、天草大陶磁器展が開催されます。
11/2. 3は陶芸家のキムホノさんが淹れられたコーヒーを、キムさんの器で飲むことができる貴重な機会です。
私もコーヒーに合う小さなお菓子をご用意し、当日お手伝いさせていただきます。
会場でお会いできるのを楽しみにしていますね。
Kim Cafe
11/2.3. 11:00〜16:00. at天草市民センター体育館
2022.10. 28
午前中、西井さんの所へ卵を受け取りに行く。
せっかくだからと、鶏たちが育てられている平飼いの環境を見せていただいた。
地面には籾殻などが敷き詰められ、鶏自身の糞も混じり、うまく発酵するのだそう。
餌にも発酵させたものを混ぜているそうで、太陽を浴びながら外での自由時間もあるという。
「これは元気に育つわけだ」と納得。
人間も同じ。ストレスが少なく、太陽を浴びてきちんと食べていれば、元気に過ごせるもの。
そのままの足で、来月の料理会の打ち合わせへ。
メニュー決めはまだこれから。
朝晩はすっかり寒くなってきたので、体が温まるものにしたい、と考えています。
2022.10.26
庭の柿で干し柿作り。
昔、母がしていたように、皮を剥いた柿を熱湯に10秒ほど浸してから干す。
今年は柿がとても大きかったので、できあがるまでに時間がかかるだろう。
完熟した渋柿があったので口に入れてみたら、甘味はあるけれどやっぱり渋かった。
口の中が大変なことになってしまった。
2022.10.24
10月の菓子箱を発送しました。
今月は定番のお菓子を中心に、白味噌や塩麹などの発酵食品を使ったお菓子も。
最近お気に入りの米粉のサブレも喜んでいただけたらうれしいです。
2022.10.4
栗の渋皮煮を作る日。
砂糖は2回に分けて加え、丸2日ゆっくりと甘みを浸み込ませる。
途中、味見をしたら甘さが足りなかったので、さらに砂糖を追加。
今年もとても柔らかく、ほどよい甘さの渋皮煮ができあがりました。
「あぁ、美味しい」と声が出る。栗の農家さんにもおすそ分け。